スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

荘子曰く、井蛙は以って海を語るべからず

 どうもみなさま、こんばんは。夜分遅くに失礼します。滝川です。

 今回、特に更新ネタはないのですが、
 実は前回の小説に関する質問が、ずっと引っ掛かっていました。
 自分がまだ「小説とは何か」などと語れる分際ではない事は
 百も承知なのですが、もう少し役に立つ事は言えなかったものか。
 そんな事を考えていると、ありがたい事にまたコメントを頂けました。


・飛鳥さん
>先日は突然変なお願いをしてすいませんでした。
自分の趣味の範囲で書いてみたいだけなので、何かヒントでも下さると大変ありがたいのです。
何から書けばいいのか、右も左も分からないもので・・・・・・・


 なぜ私ごとき雑魚作家を、こうも見込んでくださるのか解りませんが、
 こうして二度も頼られた以上は、少しはまともな助言をしたいと思います。
 とはいえ、失礼な比喩表現をしますが、
 飛鳥さんの「小説病」がどの程度の症状なのか私には解らないので、
 お薬は三種類用意してみます。


「助言A」
 小説を書く事は、喫煙や飲酒やギャンブルなどと同じで、
 できれば人間がやらない方がいい事のひとつです。
 執筆作業には肩こり、腰痛、視力低下などのリスクがあり、
 あなたの貴重な人生の時間が大量に浪費されます。
 その結果、必然的にあなたは人付き合いが疎かになり、
 またオチのない会話に苛立つようにもなります。
 もし、あなたが他にもっと健全な趣味をお持ちなら(スポーツや楽器演奏など)
 そちらにもっと力を注ぐようにした方が、
 小説を書くよりもずっと健康的で社交的な生活を過ごせます。


「助言B」
 もし、どうしても「小説を書きたい」という衝動が治まらないのなら
 まずは「小説の書き方」というキーワードで検索してみましょう。
 世の中にはすでにたくさんの「小説ハウツーサイト」があります。
 お金をかけずとも、基本的な小説作法はネットで十分に学べます。
 ただし、サイトによっては執筆者の主観で、
 少し偏った意見が書いてある事もあります。
(くずれた口語が大嫌いな人や、!?の感嘆符が大嫌いな人など)
 とにかく、小説創作関連のサイトはたくさんあるので、
 自分に合う雰囲気の場所を探してみてください。

 お気に入りのサイトで小説作法を学んだら、
 後は、自由です。
 司馬遼太郎先生は、今話題の『坂の上の雲』の後書きでこんな事を仰っています。

『小説という表現形式のたのもしさは、マヨネーズをつくるほどの厳密さもないことである』

 最低限の小説作法さえ弁えていれば、どんなものを書こうとあなたの勝手なのです。
 あくまで趣味として楽しむという姿勢を忘れず、少しでも疲れを覚えたら休んで、
 元気な時やイメージが膨らむ時だけ書くようにしましょう。
 何を書くか思いつかない時は、素直に寝てしまいましょう。


「助言C」
 あなたがすでに小説作法を習得していて、長編小説を書いた事もある場合。
 あなたはすでに、私とほとんど変わらない力量の持ち主です。
 偉そうに教えられるような事は何もありませんが、
 小説を書く上で、私が重要だと考えている事をいくつか提案してみます。

・忍耐
 これがないと始まりません。
 最後まで原稿を書き上げるために必要不可欠なものです。
 また、批評に耐える精神の強さもいずれ必要になります。
 これを鍛える方法は、実際に最後まで書き上げるしかありません。
 途中で疲れたり飽きたりしても、完結まできちんと書きましょう。

・学習
 文章表現の語彙の豊富さ、説得力などを高めるには、
 とにかく読書しなければなりません。
 色々な本を、注意深く精読しましょう。
 単純に読んだ冊数よりも、心に残ったフレーズの数が大切です。

・客観
 自分の書いたものをほどよく客観視できるように努めましょう。
 長所と短所は表裏一体です。スピーディな描写は説明不足でもあり、
 逆に詳細な描写は冗長な印象を招く恐れがあります。
 文章の良い所だけを見るのも、悪い所ばかり見るのも間違いです。
 本を読む時には「この描写における作者の狙いはなんだろう」と
 分析して、その意図が成功しているかどうかを判定し、
 天秤のようなバランスのいい客観性を磨きましょう。


 ……今の滝川が助言できるのはこの程度です。
 やはり、どうにも偉そうで、火傷をしている感じがします……。
 なにとぞ、寛大な気持ちでお見逃しください。

 あと、「何を書けばいいのか」というヒントに関しては、
 趣味で書くのなら二次創作(好きな作品の続編や外伝など)でどうでしょう。
 オリジナルでいきたいのなら、あまり大げさな話は避けて
 オーソドックスな展開を心がけるのがいいと思います。
 例えば困っている女の子を助けてトラブルに巻き込まれたり→カリオストロの城など
 主人公のもとに依頼人が来て事件解決を託したり→シャーロック・ホームズなど
 導入は無難でも丁寧な方が、お話に入りやすいものです。


 今回は以上です。長くなってすみません。
 また、分際を弁えず偉そうな事ばかり書いて、本当にごめんなさい。
 これも人の役に立ちたい一心であります。どうか、大目に見てください。
 それでは、失礼します。

TRACKBACK


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。