無害な非真実

 どうもみなさま。こんばんは。滝川です。

「てるみん」発売まで、残り四日です。
 さすがにジリジリします。何事も手につかず困ったものです。
 あと何冊くらいの本を出せば、慣れっこになれるのでしょうか。

 さて、連日更新第二回のお題は「キャラクター」。
 これもまた、インタビューですでに答えているので
 今回も重複の感は否めませんが、
 ここでは主人公達の話をしておこうと思います。

 この本の主人公は男女二人です。
 男の子は灰吹清隆(はいふき・きよたか)くん。
 不運な偶然でバスに乗れず、事故を免れた少年です。
 その結果、彼は自分が何の理由もなく「生き残ってしまった」という
 自虐的で不毛な罪悪感を抱く事になります。

 もう一人の女の子は、鬼塚輝美(きづか・てるみ)さん。
 昨日の更新でも書いたとおり、事故に巻き込まれたせいで
「二十四人の最期の夢」を背負う事になる少女です。

 この二人が具体的にどんな事をするのかは
 本編を読んでいただくとして。
 このブログでは制作上のネタばらし、
 すなわち「何を参考にしてこの二人を作ったのか」を
 正直に打ち明けようと思います。

 まず清隆くんは、インタビューでも少し触れた
 カート・ヴォネガット先生の作品を参考にしました。

猫のゆりかご (ハヤカワ文庫 SF 353)猫のゆりかご (ハヤカワ文庫 SF 353)
(1979/07)
カート・ヴォネガット・ジュニア

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 上記「猫のゆりかご」は、
 ヴォネガット先生を一躍売れっ子作家にした名作です。
 この作品の主人公は、思慮深く平和主義で性格も優しいのですが
 同時に「極端な無個性」とも評されています。
 もしかしたら、「良心的な人間」と「無個性な人間」は、
 とても近い位置にあるのかもしれません。
 清隆くんはそんな事を考えながら作り上げたキャラクターです。


 次に、鬼塚さんの話なのですが……
 当然ながら彼女は「てるみん」の核であるため、
 作品そのものの参考の話と同じ意味になります。

 実は、「てるみん」の根底にある作品は
「仮面ライダー・ディケイド」です。
 ディケイドは、九つの平成仮面ライダーのパラレル世界を巡って
 九人の仮面ライダーと出会い、彼ら一流の正義や情熱などの想いに触れて、
 少しずつ成長していく物語でした。(基本的なあらすじです)

 この、一人のライダーと一つの世界というコンセプトを参考に、
「変身する主人公の話」というイメージで構想を練り上げていきました。

 もちろん、他にも参考にした作品はあるのですが……
 今回はこのくらいで。

 ……ここまで書いておいてなんですが。
 この記事、「てるみん」を知らない人が読んで、
 少しでも興味が湧くような話ができているのでしょうか。
 自分でもよく解らないのですが、それはともかくなにはともあれ。
「てるみん」を、どうかなにとぞ、よろしくお願いします。

テルミー きみがやろうとしている事は (集英社スーパーダッシュ文庫)テルミー きみがやろうとしている事は (集英社スーパーダッシュ文庫)
(2010/07/23)
滝川 廉治

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 それでは、失礼します。
 今後ともよろしくお願いします。


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